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webライターは辛いって本当?企業専属ライターが解説します

webライター 辛い

副業や独立の方法としてwebライターが注目されていますが、誰でも始められる反面現実とのギャップを感じられる方も多いようです。

本記事を読んでくださっている方のなかにも、「webライターは始めやすそうだけど、実際は辛い仕事なの?」「辛いと思うときはどうやって乗り越えればいい?」といった疑問を持たれている方も多いかと思います。

そこで本記事では、webライターが辛いのかどうかや辛い瞬間、稼ぎから辛いときの乗り越え方まで詳しく解説しています。

【結論】webライターは辛いのか

どの仕事にも辛いことがあるように、webライターにも辛いときはあります

副業としてもおススメされることの多いwebライターですが、副業でやるにしても楽ではありません。慣れるまではむしろ辛いことの方が多いでしょう。

特に、最初のうちは覚えることも多くなかなか思い通りにライティングを進めることが難しいです。そのため稼ぎも低くなり、フラストレーションはたまりやすくなってしまいます。

しかし、「辛くて辛くてたまらない」ということはありません。もちろん辛いときはありますが、それと同じくらい楽しいときもあります。

僕もは現在、企業が運営しているメディアのライターとして勤務していますが、始めは全く筆が進まず苦労しました。でも、リサーチして書き続ければ知見も貯まり、スラスラとかけるようになります。

ストレスなく書けるようになると、辛いと感じる瞬間は一気に減っていくと思います。

webライターが辛いと感じる理由7つ

webライターが辛いと感じる理由7つ

筆が進まないということだけではありません。

本章では、webライターがつらいと感じる以下の7つの瞬間についてご紹介します。

  • まず案件がとれない
  • 文字単価が低すぎて稼げない
  • 全く人に読まれない
  • 1人で作業するのが孤独
  • リサーチ時間が長い
  • 自分に勝てずダラダラしてしまう
  • プライベートとの境目がなくなる

それぞれ詳しく解説していきます。

まず案件がとれない

webライターとして副業を始めた当初は、そもそも案件がとれないことが多いです。

案件がとれないとライター稼ぐことができないので、案件取りに苦戦することはライターデビューにおける最初の壁ともいえます。

そのため、最初の仕事を始めるまである程度の期間がかかる可能性もあります。

案件がとれない理由として多いのは、「ポートフォリオ」がないことが原因の場合が多いです。ポートフォリオとは、簡単に言えば経歴や実績をまとめたものであり、クリエイターにおける履歴書のようなものと考えると分かりやすいかと思います。

webライターを始めたころはポートフォリオがないので、テストライティングや自己PRなどを通して案件をとることになるでしょう。

もちろん、ポートフォリオがなくても仕事を受けることは十分にできるので、過度に心配する必要はありません。

文字単価が低すぎて稼げない

ライティング案件の多くは、1文字あたり〇円といった単価制であるケースが多いです。

しかし、最初の頃は1文字あたり0.3円といった低単価の案件しか受注することができない場合もあるでしょう。

例えば、1時間に500文字書けるとしても、1文字0.3円だと時給は150円となります。かなりのブラックですよね(笑)

ライティングを始めた最初の頃は、1時間に500文字を書くことも厳しいかと思います。僕の場合は、始めた当初は1時間に300文字が精一杯でした。

文字単価は経験年数とともに上がっていきますので、最初だけの辛抱と思っておくと良いでしょう。ライティングスピードが上がれば、単価アップとともに一気に稼げるようになります。

全く人に読まれない

記事を書いたからといって、必ずしも他の人が読んでくれるとは限りません。検索順位が低ければ、せっかく書いた記事も読まれないことの方が多いでしょう。

時間をかけて書いた記事が誰の目にも触れないことはとても悲しいことです。特に、ブログをやり始めたばかりの方は最も辛いことの一つかもしれません。

しかし、書いた記事が読まれないということは往々にしてあります。特に、ライティング始めたばかりの頃や、ドメインパワー(サイトの権威性)が低い場合はなかなか検索で上位表示されにくいです。

記事を書き続ければ、読まれる記事の書き方が分かってくるようになったり(ユーザーニーズを捉えて書けるようになる)、ドメインパワーが強くなるので心配する必要はありません。

多くの人に読まれるようにするためには、コツコツと続けることが大切です。

一人で作業するのが孤独

webライターは、基本的に一人で作業することになります。そのため、孤独を感じる方も多いです。

特に、webライターを始めたばかりの頃は思うように稼げないことも多いことから。孤独と相まって余計に辛いと感じる瞬間もあるかもしれません。

「仲間とともに仕事をして喜びを分かち合いたい仕事がいい」という方は、webライターには向いていない可能性が高いといえるでしょう。

もちろん、クライアントの方や他のライターとコミュニケーションをとることはありますので、完全に孤独ということはないです

リサーチ時間が長い

webライターあるあるの辛い瞬間としては、リサーチに時間がかかって文字数を稼げないということです。

記事のテーマは多岐にわたるため、自分の知見や体験が乏しいということもあるでしょう。その場合、ライティングをするためにまずはそのテーマについて調べなければなりません。

知らないテーマについて書くのは、思ったよりも時間がかかるものです。文字単価制だと、先ほどご紹介した通り時給はかなり低くなります。

ライティングの仕事を受注するときはテーマを選ぶことができる場合も多いので、自分にとってなるべく書きやすいテーマでwebライターになるのがおすすめです。

自分に勝てずダラダラしてしまう

何事にも当てはまりますが、webライターでも自分に勝てずダラダラしてしまう瞬間はあります。

特に、初めのうちは思ったよりも稼げずライティングスピードもなかなか上がらず辛い瞬間も多いです。すると、YouTubeを見始めたりネットサーフィンし始めたりで他のことに時間を使ってしまうんですよね笑

「記事を書かなきゃいけないのに辛いから他のことをして、そんな自分が苦しくてまた辛くなる」という悪循環が発生します。

でも、誰もが最初からスラスラと記事を書けたわけではありません。最初は少しサボってしまってもよいので、1日の30分だけもパソコンと向き合ってみてください。キーボードを叩かなくても、通勤通学の時間を利用してスマホでリサーチする時間にあてるということもおすすめです。

仕事を受注している場合、納期との兼ね合いには気を付けてくださいね。

プライベートとの境目がなくなる

webライターという職業は、文字を記せる環境があればどこでもできてしまいます。そのため、仕事の時間とプライベートの時間の境目がなくなってしまいがちです。

特にライティング案件は文字単価制であることも多く、書いた分だけ収入が入ります。休日でも、「この時間ががあればあの記事を終わらせられたかも」などと考えてしまい精神衛生上よろしくない事態となってしまうこともあるでしょう。

webライターは、どこでも仕事ができるという魅力的な面もありますが、このように常に仕事のことを考えてしまうようになるというリスクもあります

収入アップのために始めたwebライターでも、ライフスタイルに悪影響が出てしまっては元も子もないです。仕事をする時間と休む時間を意識的に分けるなどして、ワークライフバランスを保ちましょう。

webライターは儲からない?

webライターは儲からない?

webライターは儲からないと言われることもありますが、果たして本当なのでしょうか?

儲かるのか儲からないのかについて、最新データに基づいて解説します。

最初は儲からない

結論、webライターになりたての頃は儲かりません

僕は大学生の頃に旅行系サイトの記事の執筆を受注していた経験がありますが、その時は1か月で1万円でした。そのときの文字単価は0.5円です。

大学生の頃なので時間はあったのですが、リサーチ時間が多いことやマニュアルに気を使い作業が捗らず辛かった覚えがあります。

僕の経験から、webライター未経験で5万円稼げるようになるには3か月以上かかると考えた方が良さそうです。

もちろん、ライティングに書ける時間やテーマによって稼ぎは全く異なるので、5万円まで3か月というのはあくまでも目安として参考にしてください。

ライターの平均年収

フリーランス白書2019によると、フリーランスライターの平均年収は、200万円~300万円ほどであることが分かります。

※参考:【フリーランス白書2019

全体としてみると、フリーランスのライターは400万円未満が半数以上を占めているようです。逆に、4割が400万円以上であるということから決して稼げない職業ではないということになりますね。

また、フリーランスには副業などのスキマワーカーも含まるので、1日がっつり時間を取っているライターのみであれば平均年収はもう少し高いのではと思います

会社に属しているライターの場合

webライターというと、副業やフリーランスで行うイメージが強いかもしれません。

しかし、個人で行う以外にもWebライターとして会社に就職するという方法もあります

ライターとして会社で働いている場合、副業やフリーランスよりもが年収は高い傾向にあるようです。

求人ボックス給与ナビの求人統計データによると、正社員ライターは434万円が平均年収という結果が出ています。 先ほどご紹介したフリーランスの平均年収に比べると大きな差です。

参考:【求人ボックス給料ナビ

ちなみに、都内IT企業のライターとして勤務している僕の年収は330万円です。雇用形態は、フルタイムのパートとなります。

webライターになりたての辛い時期を乗り越える方法

webライターなりたての辛い時期を乗り越える方法

「webライターになって稼ごう」と思い立っても、安定して稼げるようになるまでは最低でも半年ほどかかるかと思います。

そのため、最初のうちはいかにして辞めずに続けるがが重要となるわけです。

webライターの辛い瞬間を乗り越えるためには、下記の4つの方法を実行するのがおすすめです。

  • 場所を変えてリフレッシュしながらやる
  • 仲間を作る
  • 音楽を聴きなが頑張る
  • ブログを並行する

それぞれ詳しく解説します。

場所を変えてリフレッシュしながらやる

ライティングはパソコン上で行うため、作業のほとんどを自宅で行うことになります。

しかし、作業時間が長くなると集中力も途切れ、身体も固くなってきます。

家には誘惑もたくさんあるため、「休憩時間のつもりが2時間3時間と経っていた」ということもあるでしょう。

特に、webライターを始めたばかりの頃は思うように作業が進まないため、積極的に場所を変えてリフレッシュすることがおすすめです。

カフェやコワーキングスペースなど、家以外でも作業できる環境が多くあります。

リサーチやクライアントとのやり取りをスマホやポケットWi-Fiで行うなら、公園や海辺などでも作業できますよ。

仲間を作る

仲間を作ることで、モチベーションが保ちやすく切磋琢磨できます。そのため、辛いときも乗り越えやすくなるでしょう。

仕事をする上でのアドバイスなど情報交換などもできることから、仲間の存在は大きな力となります、

また、ライター仲間経由で仕事を紹介してもらえるかもしれません。フリーランス白書2019によれば、仕事の獲得経路では人脈が8割で最多となっています。

※参考:【フリーランス白書2019

フリーランスとしてwebライターになる場合、どうしても仕事仲間ができにくい環境です。

今ではオンラインサロンやライターのチームなどがありますので、「仕事仲間を作りたい!」と思っている方は積極的に参加を検討してみると良いと思います。

音楽を聴きながら頑張る

webライターの辛さを乗り越えるには、音楽を聴きながら作業するのもよい方法です。

自宅で仕事ができるwebライターであれば、人の目を気にすることなく音楽を聴きまくることができます。

ライティングは単調な作業となりがちなので、音楽を聴くということは気分転換をするという目的でも効果的だと思います。

最近では、勉強風景を撮影したYoutubeの動画もありますので「1人での作業が寂しい」と思っている方はモニターなどに動画を移しながら作業してみるのも良いかもしれません。

音楽の他にも、自然の音やカフェ店内環境音などのBGMなども聴くことができます。「全くの無音だと逆にやりにくい」という方もいると思うので、そのような場合は歌詞のないBGM的がおすすめです。

実際に、僕がライティングするときは、ジャズなど歌詞のない音楽や雨や焚火の音を聴きながら作業しているときもあります。

ただし、音に気を取られて集中できないとなると本末転倒です。音楽に気を取られて集中できないときは、思い切ってオフにして作業することも大切です。

ブログを並行する

ブログを立ち上げて記事を書いていけば、そこで公開した記事はまぎれもなく自分のサイトコンテンツであり自分の実績となります。

自分のブログ記事が10位以内に表示されるといった成果が出れば、辛い瞬間があっても続けるモチベーションの一つとなるのです。

さらに、自分が運営するブログであれば、公開記事の順位やページビュー数を確認することができます。多くの人に見てもらえれば、広告収入を得ることも簡単です

ブログを始めることでwebライターとしての成長を実感できるので、今後webマーケティング領域に関わりたいと思われている方はぜひ始めて見てください

また、ブログを始めるにあたってwebライターとして培った知識をそのまま生かせることも大きなメリットです。

ブログ始めると、以下のような様々な知識も身につきます。

  • マネタイズ知識
  • SEOの知識
  • コピーライティングの知識
  • HTML・CSSの知識など

ブログ運営で実績があれば、案件も格段に受注しやすくなります。収益によっては、そのまま独立することも可能です。

このように、ブログ運営が今後の夢や目標をグッと近づける要素になるかもしれません。「副業としてライターを始めてみようかな」といった方でも、ブログの立ち上げは難しくはないので始めてみてはいかかでしょうか。

webライターになるか迷った時の判断基準

どの仕事にも辛い瞬間があるように、webライターにも辛いと感じることはあります。

そこで、「本当にwebライターとして稼いでいくことはできるのかな」と不安に思われる方もいるのではないでしょうか。

本章では、webライターになるか迷ったときの判断基準を3つご紹介するので、参考にしてみてください。

稼ぎになるまで数か月待てるか

これまでご紹介した通り、webライターとして仕事を始めたばかりの頃は恐ろしく時給が低いです。もちろん、時給が低い状態がずっと続くわけではありません。

webライターを続けていけば、月に20万円以上の収入を得ることも可能です

しかし、「始めてすぐにまとまった稼ぎを得たい」と考えているとミスマッチとなる可能性が高いと思います。初月の収入だけでみれば、アンケートモニターやポイントサイトによる収入の方が高いケースも多いです。

webライターになるにあたり、「月に3万円稼げるまでに3か月かかる」といった心もちで始めた方が余裕も出てストレスも少なくなると思います。

1人作業が苦でないか

webライターは、パソコン1台で完結する仕事です。ライティング中は1人で黙々と作業をすることになります。

そのため、1人で長時間じっと作業することが苦である人は、続けるのが大変かもしれません。

特に、ライターとして就職したい方やフリーランスライターとして仕事したい方は、このような「デスクワークの弊害」に注意しましょう

副業でやる方は、朝や夜などの時間に作業するだけなので、そこまで気にすることはないかと思います。また、人と関わるとすぐに疲れてしまう方や1人が好きな方はwebライターに向いています。

将来的にフリーランスになりたいか

将来的に独立したいと思う方は、webライターを始めてみるのがおすすめです。

webライターになることで得られる知識は、フリーランスとして活動していくために必須なものとなります。

例えば、SEOやコピーライティング、サイト設計といった知識は汎用性が高く、フリーランスとしての案件も多いです。これらの知識を磨けば、ライティングよりも高価な案件を受注することもできるでしょう。

今のうちからスキルと実績を出せば、選択肢も広がります。

webライターは辛いときも全然ある!

webライターは、誰でも気軽に始めやすいことから人気な副業としても注目されています。

しかし、一方で辛い瞬間があることも事実です。参入までのハードルが低いことから、現実とのギャップに負けてしまいやめてしまう方もたくさんいます

webライターの良いところは、最初は辛くても続けていけば確実に安定した収入が入ることです。

本記事でご紹介した辛い時期を乗り越える方法なども参考に、少しづつでもよいので諦めずに続けていけるようにしましょう。

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